🌿浜松移住3年目:街角ぶらりと“サマンサの魔法”
浜松に移住して、気づけばもう3年。最初は土地勘もなく、どこへ行くにも地図アプリが手放せなかったが、最近はふらりと歩くだけで小さな発見がある。そんな余裕がようやく生まれてきた。 今日の散歩は、家から少し離れた住宅街へ向かった。その途中、ふと目に留まったのが「サマンサ・マーサ」という名前のアパートだ。淡いクリーム色の外壁に、少しレトロなフォントで書かれたその名前。どこか外国の街角に迷い込んだような雰囲気がある。 “サマンサ”と聞けば、今の若い世代ならファッションブランドのサマンサタバサを思い浮かべるのだろう。だが昭和世代の私にとっては、やはり「奥さまは魔女」のサマンサだ。鼻をちょんと動かすだけで家事もトラブルも魔法で解決してしまう、あのチャーミングな魔女である。 アパートの前に立っていると、なんだかそのサマンサがひょっこり顔を出しそうな気がしてくる。建物の奥には、つたが絡まる古い洋館のような家があり、思わず“魔女の館”と呼びたくなるような空気をまとっていた。 浜松という街は、都会の便利さと地方のゆるやかさが同居している。その中に、こうしたちょっとした“物語の入口”のような場所が、意外とたくさん隠れている。移住して3年たっても、まだまだ知らない表情があるのだと思うと、散歩がますます楽しくなる。 今日の街角ぶらりは、サマンサの魔法に少しだけ触れたような、そんな気分にさせてくれた。 セカンドテナー S.F